
同僚との言い争いで出勤停止になった時の対応
私は飲食チェーン店でパートとして働いている外国人です。
在留資格は「特定技能1号」で、調理補助や接客の仕事をしています。
ある日、同僚と仕事のことで言い争いになり、上司から「今日は帰りなさい」と言われて帰宅しました。
その後、別の同僚から「問題が解決するまで出社できない」と聞きましたが、会社からは直接連絡がありませんでした。
いつまで待てばいいのか分からず、仕事に行けない状態が続いて本当に困っていました。
生活費も心配で、どうすればいいのか分からなくなりました。

| 出身国 | ベトナム |
|---|---|
| 日本語能力 | N3程度 |
| 職種 | 外食業(特定技能1号) |
| 就職ルート | 技能実習生からの就職 |
| トラブル種別 | 労働条件に関するトラブル 就労態度に関するトラブル |
| 参照元 | 令和元年年東京都の労働相談の状況 – 外国人労働相談 |
まつむら出勤停止を命じられた場合、その理由や期間、休業中の賃金について会社から説明を受ける権利があります。連絡が途絶えてしまった場合は、労働基準監督署や相談センターを活用して、状況を確認しましょう。
同僚との言い争いから出勤停止になるまでの経緯
忙しい時間帯に起きた些細なトラブル
その日は土曜日で、お店はとても混んでいました。
私はキッチンで調理の補助をしていましたが、注文が次々と入ってきて、みんな忙しくしていました。
そんな中、同僚の日本人スタッフと仕事の進め方について意見が合わなくなりました。
お互いに声が大きくなり、言い争いになってしまいました。
私は自分が正しいと思っていましたが、相手も引き下がりませんでした。
周りのスタッフや、お店にいたお客さんにも聞こえてしまったようです。



職場での言い争いは、業務に支障をきたすだけでなく、他の従業員やお客様にも悪影響を与えます。感情的になりそうな時は、一度その場を離れて冷静になることも大切です。
上司からの帰宅命令と連絡の途絶
言い争いを見ていた上司が、私たち二人を別々に呼びました。
上司は私に「今日はもう帰りなさい。落ち着いてから話し合いましょう」と言いました。
私は言われた通り、その日は帰宅しました。
翌日、いつも通り出勤しようとしたところ、別の同僚から連絡がありました。
「問題が解決するまで出社しないように」ということでした。
しかし、会社から直接の連絡はありませんでした。
何度か会社に電話しましたが、繋がらないことが多く、繋がっても「後で連絡する」と言われるだけでした。
結局、1週間以上も連絡がなく、このままクビになるのではないかと不安でいっぱいでした。



会社が従業員を出勤停止にする場合、その理由と期間を明確に伝える義務があります。また、会社の都合による休業の場合は、休業手当(平均賃金の60%以上)を支払う必要があります。連絡がない状態が続く場合は、書面で問い合わせることも有効です。
仕事に行けない不安と生活への影響
出勤停止になってから、毎日が不安でした。
いつまで待てばいいのか、給料はどうなるのか、在留資格に影響があるのか。
会社からの連絡を待つしかなく、何もできない状態が続きました。
家賃や生活費の支払いも心配になってきました。
友人に相談したところ、労働相談センターに行くことを勧められました。
一人で悩んでいても解決しないと思い、思い切って相談に行くことにしました。



特定技能の在留資格で働いている場合、長期間仕事をしていない状態が続くと、在留資格に影響する可能性があります。問題が長引きそうな場合は、登録支援機関にも相談することをおすすめします。
相談センターを通じて分かった会社の本心
労働相談センターに相談したところ、センターが会社に連絡を取ってくれました。
会社も困っていた事実
- 会社は懲戒委員会で処分を検討中だった
- 処分が決まるまでの間は休業手当を支払う予定だった
- 会社は私に復職してほしいと考えていた
- 会社も私と連絡が取れずに困っていた


センターが会社に事情を聴いたところ、意外な事実が分かりました。
会社は現在、懲戒委員会で処分を検討しているところでした。
そして、処分が決定するまでの間については休業手当を支払う予定だということでした。
さらに驚いたことに、会社は私に復職してほしいと考えていたのです。
しかし、会社側も私と連絡が取れなくなっており、困っていたということでした。



連絡の行き違いは、お互いの誤解を生みやすいです。今回のケースでは、センターが間に入ることで、双方の状況が明らかになりました。困った時は第三者に相談することで、問題が解決に向かうことがあります。
コミュニケーション不足が招いた誤解
- 会社は正式な通知を出す前に連絡しようとしていた
- 私の電話番号が変わっていて繋がらなかった
- 店舗が忙しく、担当者が連絡を後回しにしていた
- 私も会社に行くことを躊躇していた
なぜ連絡が途絶えてしまったのか、その原因も分かりました。
会社は正式な処分が決まる前に、まず私に電話で状況を説明しようとしていました。
しかし、私の電話番号が以前と変わっていて、繋がらなかったのです。
私は会社に連絡していたつもりでしたが、店舗が忙しく、私からの連絡が担当者に伝わっていませんでした。
お互いに連絡を取ろうとしていたのに、行き違いになっていたのです。
連絡方法の比較
- 電話の場合
- すぐに話せるが、記録が残らない
- 相手が出ないと伝わらない
- メール・書面の場合
- 記録が残り、証拠になる
- 相手の都合に関係なく送れる
- 直接訪問の場合
- 確実に会える可能性が高い
- 相手の反応を直接確認できる



重要な連絡は、電話だけでなくメールや書面でも行うことをおすすめします。記録が残ることで、後からトラブルになった時の証拠にもなります。また、緊急時の連絡先は常に最新の情報に更新しておきましょう。
私が今すぐ行動すべき6つのステップ
センターの仲介によって、会社との連絡が再開しました。
これから復職に向けて、私がすべきことが明確になりました。
会社との連絡手段を確保する
まず、会社に最新の連絡先を伝え直します。
電話番号が変わっていたことが今回の行き違いの原因でした。
休業期間中の賃金について確認する
会社は休業手当を支払うと言っていましたが、具体的な金額や支払い時期を確認します。
法律では、会社都合の休業の場合、平均賃金の60%以上を支払う義務があります。
懲戒処分の内容を確認する
懲戒委員会で決定された処分の内容を確認します。
戒告、減給、出勤停止など、処分の種類によって今後への影響が異なります。
処分に納得できない場合は、異議を申し立てることも可能です。
復職に向けた心構えを整える
会社は私に復職してほしいと考えています。
これは良いニュースですが、復職後に同じトラブルを繰り返さないための準備が必要です。
自分の行動を振り返り、改善すべき点を整理しておきましょう。
同僚との関係修復を考える
言い争いになった同僚とは、今後も一緒に働く可能性があります。
復職後、機会があれば謝罪し、関係を修復することを考えましょう。
今後のトラブル予防策を実践する
感情的になりそうな時は、一度その場を離れることを心がけます。
意見が合わない時は、上司に相談するなど、冷静に対処する方法を身につけましょう。
困った時は登録支援機関に相談することも有効です。
日本語でのコミュニケーションに不安がある場合は、通訳を依頼することもできます。



復職できることになって本当に良かったですね。この経験を活かして、今後は同じトラブルを繰り返さないよう心がけましょう。何か困ったことがあれば、登録支援機関や相談センターをいつでも頼ってください。
まとめ:同じ悩みを持つ外国人労働者に伝えたいこと
私と同じように、職場でトラブルを起こして困っている方がいるかもしれません。
一人で悩まないでください。
- 出勤停止になったら、会社からの正式な説明を求める
- 連絡が途絶えたら、第三者機関に相談して仲介してもらう
- 会社都合の休業には休業手当が支払われる
- 連絡先は常に最新の情報に更新しておく


私は相談センターのおかげで、無事に復職できることになりました。
連絡の行き違いで、お互いに誤解していただけだったのです。
困った時は、一人で悩まずに相談窓口を活用してください。
私たち外国人労働者にも、日本で安心して働く権利があります。
言葉の壁があっても、助けてくれる人は必ずいます。








