
職場の人間関係トラブルはどう対処する?同僚との言い争い
私は飲食店でアルバイトをしている外国人です。
同じ国出身の同僚がいるのですが、その人との関係がとても悪くなってしまいました。
ある日、エアコンの設定を巡って言い争いが始まりました。
その後、同僚から激しく叱られ、お客様の前で恥ずかしい思いをしました。
店長に相談しましたが、「もうすぐ辞める人だから我慢して」と言われ、解決しませんでした。
職場の人間関係に悩み、どうすればいいか分からなくなっていました。

| 出身国 | – |
|---|---|
| 日本語能力 | N3程度 |
| 職種 | 外食業(特定技能1号) |
| 就職ルート | 技能実習生からの就職 |
| トラブル種別 | 就労態度に関するトラブル 言語・文化の違いによるトラブル |
| 参照元 | 平成30年東京都の労働相談の状況 – 外国人労働相談 |
まつむら職場での人間関係のトラブルは、会社に相談しても解決しないことがあります。ただし、パワハラやいじめに該当する場合は、労働局や専門の相談窓口で対応してもらうことができます。まずは状況を整理して、適切な相談先を見つけましょう。
同僚との関係悪化から店長への相談まで
エアコンを巡る口論がきっかけだった
その日は暑い日でした。
私はエアコンの温度を下げようとしました。
すると同僚が「寒いから温度を上げろ」と言ってきました。
お互いに意見が合わず、次第に口論になってしまいました。
同じ国の出身なので母国語で話していましたが、周りの日本人スタッフには何を言い合っているか分からなかったと思います。
結局その時は私が折れて、エアコンの温度はそのままにしました。



職場での小さな衝突は誰にでも起こりえます。大切なのは、感情的にならず、冷静に対処することです。同じ国の出身者同士だと、母国語で激しく言い合ってしまうこともありますが、職場では日本語で話すようにすると、周りも状況を理解しやすくなります。
お客様の前で叱責されて限界に達した
その後、同僚との関係はさらに悪くなりました。
何かにつけて嫌味を言われるようになったのです。
ある日、私が仕事でミスをした時のことです。
お客様がいる前で、同僚から大声で叱られました。
さらに、私を挑発するような発言もありました。
お客様の視線を感じながら、本当に恥ずかしく、悔しい思いをしました。
これ以上一緒に働くことはできないと感じました。



お客様の前で大声で叱責する行為は、職場の環境を害する行為に該当する可能性があります。このような行為が繰り返される場合は、ハラスメントとして会社に対応を求めることができます。
店長に相談しても期待した対応は得られなかった
我慢できなくなり、店長に事の経緯を報告しました。
同僚との関係が悪いこと、お客様の前で叱られたことを伝えました。
しかし店長の答えは、「あの人はもうすぐ辞める予定だから、それまで我慢してくれ」というものでした。
私は同僚をすぐに辞めさせてほしいと思っていましたが、それは叶いませんでした。
このままでは毎日が辛いと思い、専門の相談窓口に行くことにしました。



会社には人事権があるため、特定の従業員を解雇するよう強制することはできません。ただし、職場環境の改善を求めることは労働者の権利です。会社には従業員が安全に働ける環境を整える義務があります。
相談窓口で理解した職場トラブルへの対処法
相談センターを訪れて、自分の状況を詳しく話しました。
相談員は私の話を丁寧に聞いてくれました。
そして、会社にできること、私にできることを整理して教えてくれました。



相談窓口では、あなたの話を中立的な立場で聞いて、法的にどのような対応が可能かを説明してくれます。感情的になっている時は、第三者の意見を聞くことで冷静に状況を判断できるようになります。
会社にできることとできないことの整理
会社にできることとできないこと
- 会社ができること
- 問題のある従業員への注意・指導
- シフトの調整で接触を減らす
- 職場環境の改善
- 会社ができないこと
- 正当な理由なく従業員を解雇する
- 従業員間の問題を完全に解消する
- 個人の性格や態度を変える
相談員から、会社には人事権があるため、第三者が「この人を辞めさせてください」と要求することはできないと説明されました。
ただし、職場環境を整えるよう会社に配慮を求めることは可能です。
- 同僚は普段はおとなしい人だが、何かのきっかけで感情的になることがある
- 同僚には早期退職を勧めたが、断られた
- お客様のいる場所で喧嘩しないよう厳重に注意した
- 店長も状況を把握しており、対応に苦慮している



店長も問題を認識しており、対応を取っていることが分かりました。すべての要求が通るわけではありませんが、会社が状況を把握して動いていることは重要です。
自分にもできることがあると気づいた
- 同僚との不必要な接触を避ける
- 感情的な言い争いに応じない
- 問題が起きたら記録を取る


相談員は私にも助言をしてくれました。
店長は同僚に「私と接触しないように」と注意しているとのことでした。
それならば、私も同僚との不必要な接触を避けるよう努力すべきだと気づきました。
相手を変えることはできなくても、自分の行動は変えられます。



職場での人間関係のトラブルは、どちらか一方だけの問題ではないこともあります。相手を変えることは難しいですが、自分の対応を変えることで状況を改善できることがあります。
職場の人間関係を改善するためにできること
今回の経験を通じて、職場の人間関係で悩んだ時にできることをまとめました。
問題が起きた日時と内容を記録する
トラブルが起きたら、その日のうちに内容を記録しておきましょう。
いつ、どこで、何があったかを具体的に書いておくと、後で相談する際に役立ちます。
上司や会社に状況を報告する
問題が繰り返される場合は、上司や会社に報告しましょう。
会社には職場環境を整える義務があります。
感情的な対立を避ける
相手が挑発してきても、感情的に反応しないよう心がけましょう。
言い争いに応じると、問題がさらに大きくなってしまいます。
特にお客様の前では、冷静さを保つことが大切です。
専門の相談窓口に相談する
会社に相談しても解決しない場合は、外部の相談窓口を利用しましょう。
中立的な立場からアドバイスをもらうことができます。
パワハラに該当する場合は、労働局に相談することも可能です。
会社の対応を確認する
会社が問題をどのように対処しているか確認しましょう。
何も対応していない場合は、改めて対応を求めることができます。
改善が見られない場合は転職も検討する
会社が適切な対応を取らず、状況が改善しない場合は、転職を検討することも一つの選択肢です。
心身の健康を守ることが最優先です。
転職する場合は、在留資格の要件を満たす仕事を探しましょう。
登録支援機関や行政書士に相談すると、スムーズに進められます。



職場の人間関係のトラブルは、すぐに解決することが難しい場合もあります。ただし、一人で抱え込まず、適切な相談先に相談することで、状況を改善するための道が見つかることがあります。
まとめ:職場の人間関係で悩む外国人の方へ
私と同じように、職場の人間関係で悩んでいる外国人の方は多いと思います。
- 会社に特定の従業員を解雇させることは基本的にできない
- ただし、職場環境の改善を会社に求めることはできる
- 感情的な対立を避け、自分の行動を変えることも大切
- 改善しない場合は、転職も選択肢の一つ


私は相談員のアドバイスを受けて、同僚との接触を避けながら仕事を続けることにしました。
相手を変えることはできませんが、自分の対応を変えることで、少しずつ状況は改善しています。
もし同じような悩みを抱えている方がいたら、一人で悩まず相談してください。
あなたには安心して働ける環境で働く権利があります。








