
給料未払いは相談窓口で解決できる!銀行口座情報の食い違い
私は小売チェーン店で働き始めた外国人です。
日本での生活を夢見て、やっと見つけた仕事でした。
しかし初めての給料日、銀行口座を確認しても給料が振り込まれていませんでした。
店長に聞いても「後で確認する」と言われるだけで、何も解決しませんでした。
言葉の壁もあり、どうすればいいか分からず途方に暮れていました。
結局、会社との意思疎通がうまくいかず、退職することにしたのです。

| 出身国 | – |
|---|---|
| 日本語能力 | N4程度 |
| 職種 | 外食業(特定技能1号) |
| 就職ルート | 母国からの就職 |
| トラブル種別 | 労働条件に関するトラブル 言語・文化の違いによるトラブル |
| 参照元 | 平成30年東京都の労働相談の状況 – 外国人労働相談 |
まつむら給料の未払いは労働基準法違反です。言葉が分からなくても、外国人労働者相談センターなど専門機関に相談すれば、会社との間に入って問題を解決してくれます。諦めずに相談することが大切です。
給料が振り込まれなかった日から退職を決めるまで
初めての給料日に口座残高がゼロだった衝撃
入社してから約1か月、待ちに待った給料日がやってきました。
朝一番でATMに行って口座を確認しました。
しかし、画面に表示された残高は入金前と同じでした。
何かの間違いだと思い、すぐに店長に確認しました。
店長は「確認しておく」と言いましたが、その後何の連絡もありませんでした。
私の日本語は十分ではなく、詳しく説明を求めることができませんでした。



給料の支払いは会社の義務であり、支払日に給料が振り込まれないことは重大な問題です。労働基準法では、賃金は毎月1回以上、一定の期日を定めて支払わなければならないと定められています。
店長に何度連絡しても解決しなかった
給料が振り込まれないまま数日が過ぎました。
生活費が底をつきそうで、不安な毎日を過ごしていました。
制服を返却するために店舗を訪れましたが、店長は不在でした。
副店長に給料のことを聞きましたが、「その件は分からない」と言われてしまいました。
その後、店長の携帯電話に何度も電話しました。
しかし電話に出てもらえず、どうすればいいか分からなくなりました。



会社が給料の問題に対応してくれない場合は、労働基準監督署や外国人労働者向けの相談窓口に相談することができます。一人で解決しようとせず、専門家の力を借りることが重要です。
雇用主が誰なのかも分からない状況での不安
この時点で私は、そもそも自分の雇用主が誰なのかもよく分かっていませんでした。
面接を受けた会社と、実際に働いている店舗の運営会社が違うようでした。
日本語の契約書をもらっていましたが、内容を十分に理解できていなかったのです。
誰に給料を請求すればいいのか、どこに相談すればいいのか分かりませんでした。
友人から「外国人の労働相談ができる場所がある」と教えてもらい、相談に行くことにしました。



フランチャイズ店舗で働く場合、雇用主は本社ではなくフランチャイズオーナーである場合があります。契約書で雇用主を確認し、不明な場合は相談機関を通じて確認することが大切です。
相談センターで分かった問題の原因と解決策
私は外国人労働者向けの相談センターを訪れました。
銀行口座の情報に食い違いがあったことが判明
- 私が伝えた銀行口座情報と会社の記録に食い違いがあった
- 会社は振込処理をしようとしたが、口座情報の不一致でできなかった
- 会社は私に連絡を試みたが、言葉の問題でうまく伝わらなかった


相談センターの職員が私の代わりにフランチャイズ本社に連絡してくれました。
すると、私の雇用主である会社が特定でき、給料未払いの原因も明らかになりました。
銀行口座の情報に食い違いがあり、会社は振込ができなかったのです。
私は入社時に口座情報を正しく伝えたつもりでしたが、何かの行き違いがあったようです。



銀行口座情報は数字やカタカナの表記ミスが起きやすい部分です。入社時に書類を提出する際は、通帳のコピーを添付するなど、正確な情報が伝わるよう工夫することが大切です。
会社側も私に連絡しようとしていたようですが、言葉の壁があり、うまく伝わっていませんでした。
- 日本語が十分でないため、会社からの連絡の意図が分からなかった
- 店長も忙しく、丁寧な説明をする時間がなかった
- お互いに「伝えたつもり」「聞いたつもり」になっていた
- 問題が大きくなる前に第三者を介入させることが必要だった



労使間のコミュニケーション不足は、外国人労働者のトラブルの大きな原因の一つです。会社側も、外国人従業員とのコミュニケーション方法を工夫する必要があります。
専門機関を通じた交渉で問題が解決
自分で交渉した場合と専門機関に相談した場合の違い
- 自分で交渉した場合
- 言葉の壁で正確に伝わらない
- 会社側も対応方法が分からない
- 問題が長期化してしまう
- 専門機関に相談した場合
- 通訳を介して正確なコミュニケーションができる
- 会社側も適切な対応方法を理解できる
- 迅速な問題解決につながる
相談センターの職員が会社と交渉してくれた結果、会社は速やかに給料を振り込むことを約束してくれました。
正しい口座情報を伝え直し、数日後には無事に給料が振り込まれました。
一人で悩んでいた時間が嘘のように、あっという間に解決したのです。



外国人労働者向けの相談窓口は、通訳サービスを提供していたり、多言語対応していたりすることが多いです。言葉の問題で困っている場合は、積極的に活用することをおすすめします。
同じ問題を防ぐために今すぐ行動すべきこと
私の経験から、給料のトラブルを防ぐために必要なステップをまとめました。
雇用契約書の内容を母国語で確認する
入社前に雇用契約書をもらったら、必ず内容を理解してからサインしましょう。
日本語が難しい場合は、友人や支援団体に翻訳を手伝ってもらうことをおすすめします。
銀行口座情報を正確に伝える
給料の振込先を伝える際は、通帳のコピーを添付するなど、ミスを防ぐ工夫をしましょう。
口座番号や支店名は間違いやすいので、会社に伝えた後に確認を求めることが大切です。
給料日と金額を事前に確認する
入社時に、給料日がいつなのか、いくらもらえるのかを確認しておきましょう。
給料明細をもらう習慣をつけ、毎月の金額を確認することも重要です。
疑問があれば、その場で質問することを心がけましょう。
問題が起きたら早めに相談窓口に連絡する
給料が振り込まれないなど問題が起きたら、一人で抱え込まずにすぐ相談しましょう。
外国人労働者向けの相談窓口は全国にあり、無料で利用できます。
早く相談すればするほど、問題を早く解決することができます。
会社とのやり取りを記録に残す
会社との会話や連絡は、できるだけ記録に残しておきましょう。
メールやLINEでのやり取りは保存し、電話の場合は日時と内容をメモしておくと安心です。
在留資格への影響を確認する
退職する場合は、在留資格への影響を事前に確認しましょう。
退職後は入国管理局への届出が必要な場合があります。
分からない場合は、行政書士や入管に相談することをおすすめします。
次の仕事を探す場合も、在留資格で認められた活動かどうか確認が必要です。



言葉の壁があっても、適切な相談機関を利用すれば問題は解決できます。トラブルが起きた時は、一人で悩まず、早めに専門家に相談することが大切です。
まとめ:コミュニケーション不足による問題を防ぐために
私の経験が、同じような状況で困っている外国人労働者の方の参考になれば幸いです。
- 給料未払いの原因は、銀行口座情報の食い違いだった
- 言葉の壁があると、小さな問題が大きくなりやすい
- 専門の相談機関を利用すれば、迅速に問題を解決できる
- トラブルを防ぐには、入社時の確認と早めの相談が大切


今回の経験で、困った時は一人で悩まず、専門家に相談することの大切さを学びました。
日本語が十分でなくても、サポートしてくれる人はいます。
もし同じような問題で困っている方がいたら、ぜひ相談窓口を利用してください。
あなたには働いた分の給料を受け取る権利があります。








